株式会社カインズが運営するドッグオーナー向けWebメディア「WanQol(わんクォール)」さんに、日本獣医師会雑誌掲載の「飼い犬の咬傷行動に関するインターネット情報の信頼性(通称飼い犬論文)」を取材していただきました!
5月19日にPD-TENのお問合せフォームに、WanQol編集部の方からメールをいただき、後日オンラインでのインタビューを受けました。
編集部さんは、この研究を読んでいただいたようで、巷のインターネット情報がとても質の低いものであり、ペットメディアを運営する身として、興味を持って下さったそうです。そこで、入交先生、田中先生、伊藤の名前をネット検索して、PD-TENに辿り着いたそうです。
WanQolは、オーナーと犬の出会いから別れの一日一日の”暮らし”がお互いにとって心地よいものになることを願い、Qualiyt of 1 Life (= ワンライフ)の向上に貢献したいという思いで作られたメディアだそうです。日々コンテンツを企画し、今まで無かったような新しいメディアを作っていきたいと考え、頑張っているそうです。
残念ながら、今回ご連絡いただくまで私はWanQolの存在を知りませんでした。
お問合せいただいたメールに、「インターネット上にある犬に関する情報の選択について、多くのドッグオーナーがよりリテラシーを向上できるよう、サポートする責任がある」と書かれていて、ちゃんと噛み犬論文を読んでくださったのだと感じ、取材を受けることにしました。
取材では、このテーマに至った背景や、研究の中身や研究をする上で苦労した点などを中心にお話ししました。編集者さんはとても感じの良い可愛らしい女性の方で、私の話を熱心に聞いてくださいました。本研究のきっかけは、私の個人的な経験です。今回使用した方法は、インターネットの医療情報を評価する上では、よく使われる手法なのですが、動物業界では初めてのことで、分析方法をなかなか受け入れていただけず苦労したことなどもついつい話してしまいました。
現在、取材の内容をもとに記事を作成していただいております。
WanQolは株式会社カインズが運営しているホームページなので、愛犬のためのDIY、手作りごはん、獣医師監修の病気・健康情報も掲載されています。なかなかタメになる情報が盛り沢山なので、覗いてみください。
今回我々が噛み犬論文で評価の対象となったWebサイトは、検索上位のサイトになります。
世の中には、ちゃんとした情報を提供されているサイトはたくさんあります。WanQolも今回の評価対象には入ってこなかったように、ちゃんとした情報を手に入れるには、受け取る側にも一定の評価軸を持っていないといけないということです。
我々が評価項目とした以下項目が、参考になると考えています。
著者/監修者が書かれているか
根拠が書かれているか
運営者情報が書かれているか
投稿日書かれているか、更新日は新しいか
問い合わせ先は書かれているか(メール、電話番号など)
動物福祉(5つの自由)は考慮されているか
本論文について興味を持っていただいた方、説明してほしいと思われる方! 馳せ参じますので(オンラインでもOK)お声をかけていただけたらとてもとても嬉しいです!
WanQolのホームページに取材記事が掲載されましたら、ぜひ読んでみてくださいね。
苦労したけど、頑張って世に出して本当によかったと思った一日でした。
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